欧博【最新】ウクライナ情勢 ロシアが軍事侵攻 戦況地図とともに詳しく 各国の外交や支援は(12月29

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる29日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(12月27日の動き) ウクライナ情勢 戦況の解説記事はこちら ロシア政府系ガス会社 1月からモルドバへの天然ガス供給停止へ

ロシアの政府系ガス会社「ガスプロム」は12月28日、1月1日から旧ソビエトのモルドバへの天然ガスの輸出を停止すると発表しました。

これに対して、モルドバのレチャン首相はSNSに「ロシアは真冬に人々を電気も暖房もない状況に追い込もうとしている」と投稿し、強く非難しました。

「ガスプロム」は、天然ガスの輸出停止の理由について、モルドバ側の過去の供給分に対する支払いが滞っているためだとしていますが、レチャン首相は、国際的な監査で無効とされた債務は受け入れられないとして、ロシアはエネルギーを政治的な武器として使っているだけだとしています。

モルドバはロシアと歴史的なつながりが深い国ですが、EU=ヨーロッパ連合への加盟手続きを進めていて、特にウクライナ侵攻以降、関係が悪化しています。

天然ガスによる発電に頼るモルドバにとって、ロシアからの供給が停止すれば深刻な電力不足に陥ることが懸念されていて、モルドバの議会は12月、非常事態宣言を出すことを決めています。

ロシアの天然ガス輸送めぐりウクライナとスロバキアが対決

ウクライナがロシアとの天然ガスの輸送に関する契約を延長しない方針を示し、ウクライナを経由したヨーロッパへのガス輸送が1月から止まる見通しが強まる中、これに反発するスロバキアとウクライナの対立が深まっています。

スロバキアやハンガリーなどはウクライナのパイプラインを経由してロシアから天然ガスを輸入していますが、ウクライナはロシアの収入源を減らす必要があるとして、来月以降、自国を通過させるロシアとの契約を延長しない方針を示しています。

これに関連してスロバキアのフィツォ首相は27日、SNSに動画を投稿し、ガスの輸入ができなくなった場合「ウクライナが停電した時に必要とする電力の供給を停止する」と反発しました。

これに対しウクライナのゼレンスキー大統領は28日、SNSで、ウクライナが電力不足に陥っているのはロシアがウクライナのザポリージャ原子力発電所を占拠し、発電所や送電網などを狙って攻撃をしているためだと強調しました。

そのうえで、ウクライナへの電力供給を停止するのはロシアを支援することと同じだとフィツォ首相を非難し、ロシア産ガスの輸送をめぐってウクライナとスロバキアの対立が深まっています。

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2025-02-23 06:45 点击量:3