あすにかけ広範囲で黄砂の見込み 花粉症 ぜんそくなど症状悪化のおそれ 洗濯物や交通影響に注意を

25日は東京や大阪をはじめ、各地で黄砂が観測されていて、26日にかけて北日本から西日本の広い範囲で飛来する予想となっています。
花粉症やぜんそくなどの症状が悪化するおそれがあるほか、交通への影響が出るおそれがあり注意が必要です。

気象庁によりますと、強風で吹き上げられた黄砂が大陸から東へ広がり、日本列島の上空にも飛来しています。

現在、気象庁の目視観測は東京と大阪の2か所で常時行っていて、大阪では25日午前6時に黄砂の飛来を確認しました。

物が肉眼ではっきり見える範囲の「視程」は当初は10キロ以上でしたが、午前9時には8キロとやや悪化しています。

また、東京でも午後3時すぎに黄砂が観測され、「視程」は10キロ以上となっています。いずれも黄砂の観測はことし初めてです。

各地の気象台でも臨時で観測を行っていて、近畿の広い範囲で黄砂が観測されているほか、九州北部でも観測されています。

“花粉症など悪化させる可能性” 医師

東京・中央区にある耳鼻咽喉科のクリニックには今の時期、花粉症の患者が多く訪れてくしゃみや鼻水などの症状を訴えていますが、25日は黄砂の影響を心配する人もいました。

大場俊彦院長は、黄砂によって花粉症や呼吸器系の症状を悪化させる可能性があるなどとしたうえで、「外で出歩くのにいちばんいい時期ですが、黄砂が飛んでいれば家に持ち帰ってしまう可能性があることを忘れず、生活していただきたいです」と話していました。

黄砂はあすも飛来か

黄砂は26日も各地に飛来する見通しで、ところによって「視程」が5キロメートル未満になると予想されています。

見通しが悪くなった場合は交通への影響が出るおそれがあり、気象庁が注意を呼びかけています。

コインランドリーにぎわう

黄砂の影響で洗濯物を外に干すことができず、東京都内ではコインランドリーを使う人の姿が見られました。

洗濯乾燥機が設置されている世田谷区のコインランドリーには、25日午前中から衣類や布団を持った人が次々とやってきました。

洗濯乾燥機の空きが数台しかない時間帯もあり、店によりますと、今の時期の晴れた日と比べて利用者が1.5倍から2倍ほど多いということです。

家族3人分の掛け布団を持ち込んだ50代の女性
「一度、布団を洗いたかったのですが、家族全員が花粉症で、黄砂もひどいということでコインランドリーを利用しました。家ではできるだけ室内で乾かしたり、家の乾燥機も使ったりして、なんとかあと数日間、乗り切りたいです」

中国各地でも黄砂確認

中国の国営テレビによりますと、強風が続いている影響で中国北部を中心に各地で黄砂が確認されています。

このうち、内陸部の寧夏回族自治区では、23日から広い範囲で砂やちりが巻き上がり辺り一面が黄土色になって、視界が悪くなっている様子が確認できます。

中国の気象当局は、27日まで北京などを含むさらに広い範囲で黄砂による影響が確認されるおそれがあるとして、外出の際はマスクを着用するなどの対策を呼びかけています。

2025-04-01 06:12 点击量:7