【最新】ウクライナ情勢 ロシアが軍事侵攻 戦況地図とともに詳しく 各国の外交や支援は(4月11日の動
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる11日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、およびロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(4月10日の動き) ウクライナ情勢 戦況の解説記事はこちら 米特使がロシアに到着 プーチン大統領と会談か
ロシア国営タス通信によりますと、ロシア大統領府のペスコフ報道官は11日、アメリカのトランプ大統領の側近、ウィトコフ中東担当特使がロシアに到着したと明らかにし、プーチン大統領と会談すれば発表するとしています。
アメリカのニュースサイト「アクシオス」は、プーチン大統領と会談する見通しを伝えています。
ウィトコフ氏はこれまでプーチン大統領をはじめ、ロシア側と会談を重ねていて、ウクライナの停戦などをめぐり意見を交わすものとみられます。
ウィトコフ氏はイランの核開発をめぐり、12日に中東のオマーンでイランのアラグチ外相とも協議を行う見通しで、これについてもロシア側と調整を行う可能性があるとみられます。
アメリカとロシアの間では互いに拘束していた関係者の身柄交換が行われ、ロシア側からはアメリカ国籍も持つクセーニャ・カレリナ氏が釈放され、10日、アメリカに到着しました。
カレリナ氏は、ウクライナ軍を支援したとしてロシアで国家反逆罪に問われ、裁判で12年の禁錮刑を言い渡されていました。
アメリカ側からはロシア軍に兵器を納入するメーカーに電子部品を輸出したなどとして拘束されていた、ロシア国籍も持つ男性が釈放されたということです。
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ロシア側について戦闘に加わっていた中国人兵士の捕虜が尋問に応じる様子だとする動画を自身のSNSで公開しました。
ゼレンスキー大統領は、今月、侵攻が続く東部ドネツク州でロシア側について戦闘に加わっていた中国人の兵士2人を拘束したと明らかにしています。
動画の中で、このうちの1人はロシア人の指揮のもとで行動していたと明らかにしたうえで、意思疎通の方法については「身ぶり手ぶりなどで理解していた」と述べました。
そして、1人のロシア人と一緒にいたとしたうえで「所持していた自動小銃は無人機による攻撃を受け、壊れた」と説明しました。
また、中国での仕事は辞めることなくロシアに来たとしています。
捕虜の交換を望むかという質問に対しては「ロシアには戻りたくない」と述べ、ウクライナに残りたいか、中国に帰りたいかと問われると「中国に帰りたい」と答えました。
ゼレンスキー大統領はSNSで「中国の国民を戦争に参加させようと勧誘するロシアの組織的な活動であることは明々白々だ」と警戒感をあらわにしました。