大手銀行 貸金庫めぐる不祥事相次ぐ 三菱UFJに続き みずほでも
みずほ銀行は18日、支店の行員が貸金庫から顧客の現金を盗み、6年前に懲戒解雇処分にしていたと公表しました。
貸金庫をめぐっては三菱UFJ銀行でも巨額の窃盗事件を受けてサービスの見直しを検討していますが、大手での相次ぐ不祥事の発覚で貸金庫の管理体制の抜本的な強化は今後、金融業界全体で求められそうです。
みずほ銀行は、支店の行員が貸金庫から顧客2人の現金あわせて数千万円を盗んだとして2019年に懲戒解雇の処分にしていたと、18日になって公表しました。
銀行は、当時の不祥事を受けて副鍵と呼ばれる貸金庫のスペアキーを持ち出す際の手続きを見直したとしています。
貸金庫をめぐっては、みずほと同じメガバンクの三菱UFJ銀行でも去年、支店の行員がスペアキーなどを使って十数億円相当の金品を盗んだことが明らかになり、加藤金融担当大臣は18日の衆議院の財務金融委員会で「2つメガバンクで不祥事が続くということは、サービスのみならず金融機関の信頼に懸念が生じることになりかねない。しっかりフォローアップをしていきたい」と述べました。
みずほ銀行は先月から貸金庫サービスの新たな利用の受け付けを原則停止にしたほか、三菱UFJ銀行も来月までにサービス内容の見直しで一定の方向性を示すことにしています。
ただ、大手で不祥事が相次いで発覚したことで、貸金庫の管理体制の抜本的な強化は今後メガバンクだけでなく金融業界全体で求められそうです。
2025-02-24 00:38 点击量:3