欧博ドジャース敗れて3勝1敗に ヤンキースが初勝利 ワールドシリーズ第4戦 大谷翔平はヒット1本【詳

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ワールドシリーズ第4戦のニュース動画は【NHKプラスで配信中】(2024年11月6日まで)↓↓↓

【NHKプラスで配信中】

ニュース7

ドジャース逆転負け3勝1敗に 大谷翔平4打数1安打

3連勝でワールドシリーズ制覇に王手をかけたドジャースは29日、ヤンキースの本拠地ニューヨークで第4戦に臨みました。

左肩の関節が部分的に外れる亜脱臼のけがをしたあとも、出場を続けている大谷選手はこの試合も1番・指名打者で先発出場しました。

大谷選手はプレーボール直後の1回、第1打席で、フルカウントから、6球目のスライダーを打ち上げてショートフライに倒れました。

ドジャースは続く2番のベッツ選手がツーベースヒットで塁に出たあと好調の3番・フリーマン選手がことしのワールドシリーズで4試合連続のホームランとなるツーランホームランを打ってこの回、2点を先制しました。

フリーマン選手 ワールドシリーズ6試合連続HR

フリーマン選手は2021年のブレーブス時代からワールドシリーズで、6試合連続のホームランとなり大リーグの最長記録を更新しました。

一方、あとがないヤンキースは2回に1点を返し、3回には、2アウト満塁のチャンスで、7番のボルピー選手がレフトスタンドに運ぶ満塁ホームランを打って逆転し、本拠地のファンから大歓声があがりました。

追う展開となったドジャースは、5回、スミス選手のソロホームランで3対5と詰め寄ったあと、ノーアウト一塁の場面で大谷選手に第3打席が回りました。

大谷選手は初球のインコースのボールをセンター前にはじき返して3試合ぶりのヒットを打ってチャンスを広げ、ドジャースはここからさらに1点を返して4対5と追い上げました。

ヤンキース ジャッジ選手がタイムリー

しかし、このあと6回にヤンキースに1点を追加され、8回には、今回のワールドシリーズでここまでヒット1本と苦しんでいた、アメリカンリーグのホームラン王のジャッジ選手にタイムリーヒットを打たれるなど一挙5点を奪われました。

ドジャースはこのまま4対11で敗れ、対戦成績は3勝1敗となりました。

大谷選手は第2打席がセンターフライ、第4打席が空振りの三振でこの試合4打数1安打でした。

ワールドシリーズの第5戦は30日、引き続きヤンキースの本拠地、ニューヨークで行われます。

大谷翔平 けが後 初ヒットも影響残る

大谷選手はこの試合、5回の第3打席で、インコースの143キロのツーシームをセンター前に運んで第2戦の左肩のけがのあと、初めてヒットを打ちました。一方で、続くベッツ選手のショートゴロで二塁でアウトになった際には左手でユニフォームの襟をつかみながら走り、スライディングをした際も左手は地面につきませんでした。

打席でも本来のスイングと比べると全体的に力強さに欠ける場面が目立ち、けがの影響を感じさせる試合でした。

試合後のロッカールームでは左肩にテーピングなどは見られませんでしたが、着替えを終えると右手でリュックサックを持ち、空いた左手は使わずに背中で扉を開けて球場を後にしました。

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【解説】ドジャース “最小限の投手起用で次戦以降に温存”

この試合、ドジャースはリリーフ投手を細かくつなぐ「ブルペンデー」の作戦で臨み、結果的には4人の投手で11点を失い大敗しました。しかし、前日の第3戦で起用したリリーフ投手6人のうち、連投したのはハドソン投手だけで、グラテロル投手やベシア投手など主に接戦やリードした展開で起用する5人は休ませました。

試合後、ロバーツ監督は第2戦を最後に投げていないトライネン投手も含め「ブルペンの6人は調子もよく、休めたのでそれに関してはよかった。あすに向けて、自分たちがどういう状態かはよくわかっている」と話し、シリーズ全体を見据えた投手起用だったと明かしました。

ロバーツ監督は3勝1敗で迎えたメッツとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦でもこの試合と同じようなピッチャーの起用方法を取ってリリーフ投手を温存し、第6戦では7人のリリーフ陣でつないでリーグ優勝を決めました。今回のワールドシリーズでも、第5戦以降は再びフレアティ投手、山本由伸投手、ビューラー投手の先発ローテーションを起用する予定で、この3試合の中で休養十分のリリーフ陣もフル回転させながら残りの1勝をつかみにいく考えです。

ただ、前日までの3試合で7得点だったヤンキース打線に、この試合は3本のホームランを含む11点を許し、不振のジャッジ選手にもこのシリーズ初めてのタイムリーヒットが出ました。レギュラーシーズンで両リーグトップの237本のホームランを打ったヤンキース打線が、この試合をきっかけに“目を覚ました”可能性もあり、第5戦以降、ドジャースの投手陣に対しどのようなバッティングを見せるかも注目です。

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《第5戦 先発は》 第1戦の2人が中4日で投げ合いへ

ドジャースが3勝1敗で王手をかけるワールドシリーズは第5戦もニューヨークで行われ、ドジャースはフレアティ投手、ヤンキースはコール投手とともに第1戦で好投した2人が再び中4日で投げ合います。

【ドジャース】
レギュラーシーズンで13勝をあげたフレアティ投手はことしのワールドシリーズではドジャースタジアムでの第1戦に先発し、ヤンキースの強力打線を6回途中まで5安打、2失点に抑えて試合を作りました。
ただ、メッツとのリーグ優勝決定シリーズの第5戦では3回8失点と崩れるなど、ポストシーズン全体で4試合に先発して1勝2敗、防御率6.10と安定感を欠いているだけに、ここ一番でチームを勝利に導くピッチングができるか注目です。

【ヤンキース】
昨シーズン、サイ・ヤング賞を受賞したヤンキースのコール投手は、ことしは右ひじの炎症で出遅れたためレギュラーシーズンは8勝にとどまりました。それでも、ポストシーズンでは4試合に先発して防御率2.82と安定したピッチングを見せていて、ワールドシリーズの第1戦でも6回を投げて4安打、1失点とフレアティ投手を上回る内容で、大谷翔平選手も3打数ノーヒットに抑えています。
王手をかけられているヤンキースとしては、エースの快投で勝ち星を伸ばし、ドジャースにプレッシャーをかけたいところです。

《2024 ワールドシリーズ日程・結果》

※日時は日本時間
※NHKはBSで全試合中継予定

▽第1戦 10月26日(土)ドジャース 6x-3 ヤンキース(延長10回)
▽第2戦 10月27日(日)ドジャース 4-2 ヤンキース
▽第3戦 10月29日(火)ドジャース 4-2 ヤンキース
▽第4戦 10月30日(水)ドジャース 4-11 ヤンキース
▽第5戦 10月31日(木)9:08@NY・ヤンキースタジアム
▽第6戦 11月2日 (土)9:08@LA・ドジャースタジアム
▽第7戦 11月3日 (日)9:08@LA・ドジャースタジアム

【第1戦を詳しく】 【第2戦を詳しく】 【第3戦を詳しく】 《各地でドジャースに声援も…》

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岩手 花巻では母校の野球部員などが声援

大谷選手の母校がある岩手県花巻市の公共施設「なはんプラザ」で行われたパブリックビューイングには、母校の花巻東高校の野球部員などおよそ60人が集まりました。
部員たちは、左肩にけがをしながら出場を続ける大谷選手が打席に立つたびに、大きな声で名前を呼んだり、棒状の風船をたたいたりして声援を送っていました。大谷選手が5回の第3打席でヒットを打った際には、ひときわ大きな歓声があがりました。
花巻東の2年生の野球部員は「もっと翔平さんなら活躍できると思うし、翔平さんの活躍で世界一を決めてほしい」と話していました。

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岩手県東京事務所もセール準備し応援

ドジャースのワールドシリーズ制覇を心待ちにしているのが、大谷選手の出身地、岩手県の東京事務所です。東京 銀座にある岩手県東京事務所には、県の観光PRや移住促進などを目的に職員が派遣されていて、ドジャースがワールドシリーズ制覇に王手をかけて迎えた第4戦では、職員たちが業務の合間に事務所のテレビで試合の様子を見守っていました。

事務所はドジャースが優勝した場合、併設する岩手県のアンテナショップでセールを行うことにしていて、栗ようかんや南部せんべいなどの特産品を大谷選手の背番号にちなんで17%引きで販売する予定です。ドジャースが初戦から3連勝で一気に王手をかけたため、アンテナショップでは「ワールドシリーズ優勝おめでとう」と書かれたチラシの印刷などセールの準備に追われていました。

ドジャースは第4戦に敗れましたが、岩手県東京事務所企業立地観光部の金野拓美部長は「大谷選手の活躍であす決めてもらいたい。われわれとしても岩手県をPRする絶好の機会なので、あすも試合を注視したい」と話していました。
アンテナショップの高橋圭介店長は「きょう優勝を決められず残念でしたが、急いだ分優勝セールはもう準備万端です。あすぜひ決めてもらい、セールを通して岩手の産品を手に取ってもらえたら」と話していました。

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本拠地 ロサンゼルスでは観戦施設で声援

ドジャースの本拠地、ロサンゼルスにことしオープンした最新鋭のスクリーンを通じてスポーツ観戦ができる施設では5000人分のチケットが売り切れ、ドジャースのファンたちが声援を送りました。
1回に3番のフリーマン選手のホームランでドジャースが2点を先制すると会場からフリーマン選手の名前を呼ぶかけ声が沸き起こるなど大きな盛り上がりを見せました。しかしその後、ドジャースが逆転を許し、終盤に得点を重ねられるとファンも意気消沈していました。

ファンの男性は「ニューヨークに少しばかりの希望を与えたのです。そういうことですよ。あしたの試合は私の誕生日なので楽しみです」と陽気に話していました。

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東京 渋谷のスポーツバーでも

東京 渋谷区にあるスポーツバーでは、ワールドシリーズ制覇に王手をかけたドジャースとヤンキースの試合が大型のテレビに映し出され、ファンおよそ10人が集まり声援を送りました。4対11で敗れると、ファンからは落胆の声が聞かれました。

仕事を休んで観戦したという30代の会社員の女性は「あしたこそ大谷選手のホームランがみたいです。期待しています」と話していました。

==試合経過【詳報】==

9:10前

【試合開始】

大リーグ、ドジャースとヤンキースのワールドシリーズ第4戦は日本時間の午前9時10分前にヤンキースタジアムで試合が始まりました。第2戦で左肩を亜脱臼したドジャースの大谷翔平選手は1番・指名打者で出場しています。ここまで3連勝のドジャースは、勝てば4年ぶり8回目のワールドチャンピオンとなります。

【1回表】ドジャースが先制 フリーマンがツーラン

1回表、先攻のドジャースは1番・指名打者で先発出場した大谷選手がプレーボール直後の第1打席で6球目の変化球を打ってショートフライでした。続くベッツ選手がライトにツーベースヒットを打ったあと、3番のフリーマン選手がことしのワールドシリーズで第1戦から4試合連続のホームランとなるツーランを打ってドジャースが2点を先制しました。

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◆フリーマン ワールドシリーズ6試合連続HR 大リーグ記録更新

ドジャースのフリーマン選手はことしのワールドシリーズでは第1戦でマークした逆転満塁サヨナラホームランから4試合連続のホームランとなりました。35歳のフリーマン選手は、ブレーブス時代の2021年にもアストロズとのワールドシリーズ第5戦と第6戦で2試合連続ホームランを打ってチームのシリーズ制覇に貢献していました。これでフリーマン選手はワールドシリーズで6試合連続のホームランとなり、大リーグ記録を更新しました。

【1回ウラ】ヤンキース チャンス作るも無得点

1回ウラ、2点を先制されたヤンキースは1番・トーレス選手が2球目をライトに打ち上げ、ドジャースのライトを守るベッツ選手が観客席にグラブを伸ばして打球をキャッチするファインプレーを見せました。ところが観客席のヤンキースファンがベッツ選手のグローブをつかんでボールを奪おうとする危険な場面がありました。その後、ソト選手とジャッジ選手が連続フォアボールを選び、2アウト二塁三塁とチャンスを作りましたが後続のバッターが打ち取られて得点にはつながりませんでした。

【2回表】ドジャース ダブルプレーで無得点

2回表、ドジャースは先頭のラックス選手がライトへのツーベースヒットでチャンスを作りました。その後、1アウトから9番のエドマン選手の鋭い打球がファーストライナーのダブルプレーとなり、ドジャースは3人で攻撃を終えて追加点はなりませんでした。

【2回ウラ】ヤンキース 1点を返す

2回ウラ、ヤンキースはワンアウトから7番のボルピー選手がフォアボールで塁に出たあと二塁へ盗塁を成功させてチャンスを広げました。続く8番のウェルズ選手がセンターフェンスを直撃するツーベースヒットで1アウト二塁三塁とし、前の試合でホームランを打った9番・バデューゴ選手のファーストゴロの間に三塁ランナーがホームを踏んで1点を返しました。

【3回表】ドジャース 無得点 大谷翔平はセンターフライ

3回表、 ドジャースは1番の大谷選手から始まる打順でしたが、大谷選手は2球目の変化球を打ってセンターフライでした。続くベッツ選手はセカンドゴロ、前の打席に先制のツーランホームランを打った3番・フリーマン選手はレフトフライに倒れ、ドジャースは3人で攻撃を終えました。

【3回ウラ】ヤンキース ボルピーの満塁ホームランで逆転

3回ウラ、1点を追うヤンキースはジャッジ選手がデッドボールで塁に出たあとワールドシリーズで初めて4番に入ったチゾムJr.選手がライトフェンスを直撃する痛烈なヒットを打ち、さらに5番のスタント選手がフォア-ボールで満塁のチャンスを作りました。2アウトになったあと大リーグ2年目の23歳で、7番のボルピー選手が初球のスライダーを左中間に運ぶ満塁ホームランを打ちました。ヤンキースは逆転に成功して3点のリードを奪い、本拠地、ヤンキースタジアムのファンからは大歓声があがりました。

【4回表】ドジャース ランナー出るも無得点

4回表、3点を追うドジャースは1アウトから5番のマンシー選手がフォアボールで塁に出ましたが、後続のバッターが打ち取られて得点できませんでした。

【4回ウラ】ヤンキース 先頭出塁もダブルプレー

4回ウラ、ヤンキースはこの回、先頭のバデューゴ選手がヒットで出塁したものの、後続のバッターがダブルプレーに倒れるなど、打者3人で攻撃が終わり、追加点にはつながりませんでした。

【5回表】ドジャース 2点返して1点差に 大谷翔平3試合ぶりヒット

5回表、ドジャースは先頭の8番・スミス選手がライトへのソロホームランを打って1点を返しました。続く選手のフォアボールのあと、第3打席を迎えた1番・大谷選手が、この場面から2人目として登板したティム・ヒル投手の初球のインコースのボールをセンター前にはじき返して、チャンスを広げました。大谷選手は3試合ぶりとなるヒットです。このあと、1アウト一塁三塁から3番・フリーマン選手の内野ゴロの間に三塁ランナーがホームに返って追加点をあげ、ドジャースが2点を返して1点差になりました。

【5回ウラ】ヤンキース チャンス作るも無得点

5回ウラ、ヤンキースは3番のジャッジ選手がショートのエラーで出塁し、続くチゾム Jr.選手がフォアボールを選んでノーアウト一塁二塁のチャンスを作りました。2アウトになったあと、前の打席で満塁ホームランを打った7番のボルピー選手に打席が回りましたが、センターフライに打ち取られ、ヤンキースは無得点でした。

【6回表】ドジャース 3人で攻撃終了

6回表、ドジャースは5番のマンシー選手から始まる打順で2者連続の空振り三振となるなど、3人で攻撃を終えました。

【6回ウラ】ヤンキース ウェルズのホームランで2点差に

6回ウラ、ヤンキースはこの回先頭で迎えた8番のウェルズ選手がライトスタンドに豪快に運ぶホームランを打ってリードを2点に広げました。

【7回表】ドジャース チャンスも無得点 大谷は空振り三振

7回表、ドジャースは1アウトランナー一塁で大谷選手が第4打席を迎えました。この打席の4球目にランナーが盗塁に成功して二塁に進みましたが、大谷選手はフルカウントからの7球目、落ちる変化球を空振り三振しました。このあと1アウト二塁で2番のベッツ選手も空振り三振となり、ドジャースは無得点に終わりました。

【7回ウラ】ヤンキース 3人で攻撃終了

7回ウラ、ヤンキースは3番のジャッジ選手から始まる好打順でしたが、ジャッジ選手はセンターフライに打ち取られ、3人で攻撃を終えました。

【8回表】ドジャース 3者凡退

8回表、2点を追うドジャースは先頭の3番・フリーマン選手がセンターフライとなり、続くバッターは2者連続三振に倒れて3人で攻撃を終えました。

【8回ウラ】ヤンキース 5点を挙げて突き放す

8回ウラ、ヤンキースはワンアウトから7番のボルピー選手がツーベースヒットで塁に出ると、フォアボールのあとダブルスチールを成功させてワンアウト二塁三塁とチャンスを広げました。次のバッターの内野ゴロがフィルダーズチョイスとなってボルピー選手がホームに返りヤンキースが1点を追加しました。さらに1番のトーレス選手が右中間に運ぶスリーランホームランで3点を奪うと、続くソト選手がライトへのツーベースヒットで再びチャンスを作り、3番のジャッジ選手に打順が回りました。ワールドシリーズでは当たりが出ずに苦しんでいたジャッジ選手でしたが、この打席ではレフトへタイムリーヒットを打ちヤンキースはこの回、5点を挙げてドジャースを突き放しました。

【9回表】ドジャース 3人で攻撃終了 ヤンキースが初勝利

9回表、ドジャースは6番から始まる打順で3人で攻撃を終えました。ドジャースとヤンキースのワールドシリーズ第4戦は11対4でヤンキースが勝ちました。ヤンキースはこのシリーズ初勝利を挙げ、対戦成績はドジャースの3勝1敗となりました。

《データ:3連勝チームの制覇確率は100%》

大リーグのワールドシリーズでこれまで3連勝したチームが、その後4連敗して逆転されたケースはなく、過去のデータではシリーズ制覇の確率は100%となっています。
プレーオフとワールドシリーズをあわせたポストシーズン全体で見ても、0勝3敗から4連勝して逆転したのは40回のうち1回だけです。その1回は2004年のリーグ優勝決定シリーズでレッドソックスが当時、松井秀喜さんが所属していたヤンキースとの対戦を制しました。ワールドシリーズでは0勝3敗からの大逆転劇はなく、ヤンキースは文字どおり、崖っぷちに追い込まれました。

【4連勝で決まれば12年ぶり】
2020年以来、4年ぶり8回目のワールドチャンピオンに王手をかけたドジャースですが、4連勝のいわゆる「スイープ」でワールドシリーズ制覇を決めれば、大リーグでは2012年のジャイアンツ以来、12年ぶりとなります。
また、ドジャースがワールドシリーズで4連勝すれば、ヤンキースを下した1963年以来、61年ぶりとなります。

《第4戦 見どころ》

ニューヨークに舞台を移して行われた第3戦は、ドジャース先発のビューラー投手が5回無失点と好投し、フリーマン選手が第1戦から3試合連続となるホームランを打つなど投打がかみ合ったドジャースが4対2で勝ち、対戦成績を3勝0敗としました。第2戦で左肩を亜脱臼して出場が危ぶまれた大谷翔平選手も1番・指名打者で出場し、ドジャースがワールドシリーズ制覇に王手をかけました。

第4戦は引き続きヤンキースタジアムで行われ、ドジャースは短いイニングでつないでいく「ブルペンデー」で臨み、ヤンキースは今シーズン15勝をあげたルイス・ヒル投手が先発します。

【ドジャース】
先発ピッチャーにけが人が相次いでいるドジャースは、リリーフ陣がポストシーズンの10勝のうち6勝をあげ、防御率も3.16と安定したピッチングでチームを支えています。第3戦もリリーフ投手6人を投入しましたが、ポストシーズンに入って4試合目となる「ブルペンデー」でワールドチャンピオンを決められるか注目です。

苦しむジャッジ選手

【ヤンキース】
ヤンキースで先発する26歳のヒル投手は昨シーズンまで通算わずか1勝でしたが、今シーズンは投球のおよそ半数を占める150キロ台後半のストレートを中心に、スライダーとチェンジアップの2つの球種を投げ分けるピッチングで、15勝7敗、防御率3.50と飛躍し、ヤンキースの先発ローテーションを支えました。

ドジャースとは、ことし6月9日にヤンキースタジアムで対戦して6回途中3失点の内容で、大谷選手を3打数ノーヒットに抑えています。

ヤンキースはここまで3試合で12打数1安打、7三振と苦しむジャッジ選手が復調できるかが打線全体の勢いにも影響を与えそうです。

ドジャースが勝って4連勝で4年ぶり8回目のワールドチャンピオンを決めるのか、本拠地でヤンキースが巻き返しを図るのかが注目されます。

2024-11-15 05:09 点击量:0