欧博allbetドジャース 大谷翔平 20号ホームラン 3試合連続 5年連続20本以上 日本選手の最
大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手がガーディアンズ戦に出場し、3試合連続ホームランとなる20号ツーランを打ってチームの連勝に貢献しました。大谷選手は5年連続でシーズン20本以上のホームランを打ち、自身が持つ日本選手の最長記録を更新しました。
ドジャースは27日、相手の本拠地クリーブランドでガーディアンズと対戦し、ここ2試合連続で先頭打者ホームランを打っている大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。
自身初となる3試合連続の先頭打者ホームランに挑んだ1回の第1打席は2球で追い込まれてからファウルで粘りましたが、最後はアウトコース低めの150キロ台の速球を見逃して三振に倒れました。
2回はドジャースが2点を先制し、なおも2アウト三塁の場面で大谷選手に第2打席がまわりましたが、ここは勝負を避けられて申告敬遠で歩かされました。
2対0で迎えた4回は2アウト一塁の場面で第3打席に立ち、初球のカットボールにやや差し込まれながらも持ち前のパワーでレフトスタンドに運び、3試合連続ホームランとなる20号ツーランを打ちました。
5年連続 20本以上 日本選手の記録更新
大谷選手は5年連続でシーズン20本以上のホームランを打ち、自身が持つ日本選手の最長記録を更新し、両リーグを通じて今シーズン最速で20号に到達しました。
このあと7回の第4打席は空振り三振に倒れ、6対3とリードした9回の第5打席は先頭バッターとしてフォアボールで塁に出たあと、5番・マンシー選手がスリーランホームランを打ってドジャースがリードを広げました。
ドジャースは9回ウラ、ガーディアンズに2点を追い上げられましたが9対5で逃げきって2連勝としました。
大谷選手はこの試合、ホームラン1本で3打数1安打2打点、打率は2割9分6厘に上がりました。28日の試合では自身初、そして日本選手でも初となる4試合連続ホームランに挑みます。
大谷選手の20号ホームランは、ガーディアンズ先発のバイビー投手が投げたアウトコースのカットボールを捉え、打球の角度は39度と高い軌道でおよそ5.8メートルのレフトフェンスを越えました。飛距離は110.3メートルでした。
大リーグ8年目の大谷選手がシーズン20号に到達するのは6度目で、チーム55試合目での到達は自身最速です。
これまでで最も早く20号に到達したのは、おととしのチームの68試合目で、自己最多のホームラン54本を打った去年もチーム75試合目となる6月18日だったため、ことしはおよそ3週間早いペースとなっています。
また、5月のホームラン数も13本とし、月間15本の自己記録にあと2本に迫りました。大谷選手がこのままのペースを保てばシーズンでは58本に到達する勢いです。
ガーディアンズの本拠地「プログレッシブ・フィールド」のレフトフェンスは、高さおよそ5.8メートルとセンターやライトよりも高い作りになっていて、レッドソックスの本拠地「フェンウェイ・パーク」の高さ11メートル余りの巨大なレフトフェンス「グリーンモンスター」になぞらえて「ミニ・グリーンモンスター」とも呼ばれています。
このため、左バッターにとっては逆方向となるレフトスタンドへのホームランは難しく、昨シーズンは80試合でわずか2本しかありませんでした。
大谷選手の打球は、決して会心の当たりとは言えないものでしたが、高く上がって6.2秒の滞空時間でレフトフェンスぎりぎりを越えていきました。
2年連続でふた桁勝利をあげているガーディアンズ先発のバイビー投手は、ホームランのあとぼう然としたような表情を浮かべていて、試合後は「彼が打った瞬間、多くの人がフライだと思ったし、私もアウトだと思った。左バッターでレフト方向にあの飛距離が出るバッターはそういない。驚いた」と話し、大谷選手のパワーに舌を巻いていました。
また、チームメートのマンシー選手は「彼にとっては打ち損じたような当たりだったが、それでもホームランになってしまう。ふつうの人間にはできないし、少し嫉妬も感じる」と苦笑いでした。
ロバーツ監督も「会心の当たりではないが、正しい回転がかかりまるでヘリウムガスが入ったボールかのように飛んでいった。彼とヤンキースのジャッジ選手はミスをしてもヒットやホームランになる確率が明らかに高い」と称賛し、改めて大谷選手の規格外のパワーとバッティングの技術が証明される1打となりました。