欧博百家乐【最新】ウクライナ情勢 ロシアが軍事侵攻 戦況地図とともに詳しく 各国の外交や支援は(12
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる12月16日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(12月15日の動き) ウクライナ情勢 戦況の解説記事はこちら ウクライナ国防省「クルスクで北朝鮮兵士 少なくとも30人死傷」
ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州で、およそ1万1000人の北朝鮮の兵士が展開しているとされる中、ウクライナ国防省の情報総局は16日、14日と15日の戦闘で、北朝鮮の兵士、少なくとも30人が死傷したと発表しました。
また、少なくとも3人が行方不明になっているということで、戦闘を継続するために北朝鮮の部隊から新たな人員の補充が行われているとしています。
ウクライナ軍は14日にも、クルスク州でロシアと北朝鮮があわせておよそ200人の損失を出したほか言葉の壁が意思疎通の障害になっているとして北朝鮮の兵士による誤射でロシア側の兵士8人が死亡したとしています。
一方、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の要衝、ポクロウシクに向けた攻勢を強めている中、ロイター通信は14日、ウクライナ軍がこの地域の防衛を担当する部隊の司令官を交代させたと伝えました。
ポクロウシクは、ウクライナ軍が前線に兵員や物資を供給するための拠点ですが、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は今月11日、この地域の戦況が非常に厳しいとの認識を示していて、部隊を立て直すねらいがあるとみられます。
イギリス国防省は、ロシア軍がウクライナ東部の要衝ポクロウシクに迫る勢いで前進しているという分析を示しました。
ウクライナ東部ドネツク州の要衝、ポクロウシクをめぐっては、侵攻を続けるロシア軍とそれを食い止めようとするウクライナ軍との間で激しい攻防が続いています。
イギリス国防省は15日、SNSで「ロシア軍はポクロウシクの南側の郊外からおよそ3キロの地点にいる。さらに前進を続けるだろう」として、ロシア軍はポクロウシクに迫る勢いで前進しているという分析を示しました。
これに先立ち、ウクライナ軍のシルスキー総司令官は12月11日、ポクロウシク方面の状況について「兵力で上回る敵との戦闘が行われている」として、非常に厳しいとの認識を示していました。
ポクロウシクは、ウクライナ有数の工業都市ドニプロと主要道路で結ばれていて、ウクライナ軍が前線に兵員や物資を供給するための拠点として利用しています。
ロシアとしては、交渉を通じた早期の戦争終結に意欲を示すアメリカのトランプ次期大統領が就任する前に、戦場でなるべく優位に立とうと攻勢を強めているものとみられます。
ウクライナ政府で安全保障を担当する高官が、12月上旬、匿名を条件に、NHKの取材に応じました。
この高官は、アメリカやヨーロッパ諸国がウクライナ支援で多大な負担を続ける中、中国は、ロシアからエネルギーを安く購入するなど経済的な恩恵を受け、ウクライナ情勢にもほとんど関わっていないことを念頭に「この戦争で最大の利益を得ているのは中国だ」という見方を示しました。
その一方で中国は、ロシアが核兵器を使用すると威嚇を繰り返していることについて「強く厳しい姿勢をとっている」として評価しているとしています。
また、ロシアと北朝鮮の動向に関して、この高官は、ことしロシア軍が使用した砲弾の半数以上にあたる300万発が北朝鮮製だとした上で「質は悪いが量は膨大だ」と述べ、両国の軍事的な連携が一層深まっているとして警戒感を示しました。
国営のロシア鉄道は16日、ロシア極東のハサンと北朝鮮のトゥマンガン(豆満江)を結ぶ旅客列車の定期運行を再開させました。
この旅客列車の運行は新型コロナウイルスの影響で2020年から停止しており、4年ぶりの再開となります。
列車は週3日、運行されるということです。
ロシア鉄道は定期運行の再開によって観光客の増加を期待しているとしています。
ロシアと北朝鮮はウクライナヘの軍事侵攻後、北朝鮮が兵士をロシアに派遣したり、有事の際の軍事的な支援などを明記した条約を結んだりするなど軍事協力を深めているほか、ロシアから北朝鮮への観光ツアーが再開されるなど、経済面での関係も強化しています。